ゴルフのラウンドを終えたあと、腰に重だるさや痛みを感じたことはありませんか?
「翌日まで違和感が残る」「後半になるほどスイングが硬くなる」といった悩みは、中高年ゴルファーの多くが抱えています。
ゴルフはゆったりとしたスポーツに見えますが、実際には瞬間的なねじりや体重移動を繰り返す、非常に全身を使う競技です。
特に腰はスイングの回転軸として中心的な役割を果たしており、疲労が蓄積しやすく、痛みの発生源になりやすい部位です。
この記事では、ラウンド後に腰が痛くなる主な原因と、その背景にある身体のメカニズムをわかりやすく解説します。さらに、日常生活でできる予防法や、痛みを和らげるケアの方法についても紹介します。

ゴルフ後の腰痛はなぜ起こるのか
ラウンド後の腰痛は、「無理なスイングのせい」と片付けられがちですが、実際には複数の要因が重なって起こります。
ここでは代表的な3つの原因を整理してみましょう。
スイング動作による腰への繰り返し負担
ゴルフスイングは、体を大きくねじりながら一瞬で元に戻す動きの連続です。
特に、テイクバックからインパクトまでの回旋(ねじり)動作は、腰椎(ようつい:腰の骨)に強い負担をかけます。
しかもこの動作はラウンド中に何十回も繰り返され、「小さな負担の積み重ね」が痛みとして現れるのです。
さらに、スイング軸がずれていると、ねじりの負担が一方の腰に集中します。
- バックスイングで右腰ばかり使っている
- フォローで左腰が引っ張られるように痛い
このようなパターンは、筋肉の使い方に左右差があるサインでもあります。
放置すると慢性的な張りや可動域の制限につながるため、早めのケアが重要です。
疲労や筋肉バランスの崩れ

長時間のプレーでは、腰だけでなく下半身全体の筋肉も酷使します。
特にフェアウェイを歩く距離が長い日や、傾斜地の多いコースでは、姿勢を維持するだけで相当な負担です。
疲労がたまると、筋肉が硬くなり血流が悪化します。
その結果、腰の筋肉(脊柱起立筋や大殿筋など)が緊張し、軽い動作でも痛みを感じやすくなります。
また、片側の脚に重心をかけやすいクセや、クラブを同じ手で持ち運ぶ習慣も、バランスの乱れを生みやすい要因です。
厚生労働省の資料でも、筋肉疲労や姿勢の偏りが腰痛の主な原因のひとつとして示されています(出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」)。
年齢による柔軟性の低下
50代以降のゴルファーに多いのが、「以前と同じスイングなのに痛くなった」というケースです。
その背景には、筋肉や関節の柔軟性の低下があります。
特に股関節や背骨まわりの可動域が狭くなると、スイング中のねじり動作を腰だけで代償しようとします。
結果として、腰への局所的な負担が増大します。
日常生活では感じにくい変化でも、ラウンド中の数百回の動作で差が明確に表れます。
「以前より疲れやすくなった」「翌日の張りが強い」と感じたら、体の使い方を見直すタイミングです。
痛みが出やすいゴルファーの特徴
腰痛は偶然ではなく、「なりやすい動き方」「姿勢のクセ」が存在します。
ここでは痛みを招きやすい代表的なパターンを紹介します。
体幹がうまく使えていないスイング
スイング中、腰の動きだけで回ろうとしていませんか?
体幹(お腹まわり)や下半身の連動がうまくいかないと、腰が単独で回旋し、過剰なひねりが生まれます。
特に、上半身の力で打ちにいくタイプのゴルファーほど、この傾向が強いとされています。
結果的に、腰を支える筋肉だけが酷使され、プレー後の張りや痛みが強く出るのです。
理想は、「腰が回る」のではなく「骨盤から全身が回る」感覚。
下半身主導のスイングを意識することで、腰への負担は大きく軽減できます。
アドレス姿勢のクセ
もう一つの特徴が、「アドレス姿勢」の乱れです。
アドレスで背中を丸めすぎたり、逆に反り腰のまま構えると、腰の筋肉が常に緊張した状態になります。
そのままスイングを続ければ、プレー後に痛みや疲労が残るのは自然な流れです。
特に、長時間の練習やラウンドでは、姿勢のわずかなズレが大きな差になります。
チェックポイントとしては、
- 前傾しすぎて背中が丸まっていないか
- 反り腰になって腰が張っていないか
- 足幅や重心が左右に偏っていないか
こうした姿勢を改善することで、腰痛のリスクを減らし、スイング効率も向上します。
ラウンド後に行うべきケアと予防法
腰痛は、プレーの直後からのケア次第で大きく変わります。
ここでは、ラウンド後すぐに取り入れたい回復習慣と、日常で続けられる予防法を紹介します。
プレ―直後のクールダウン
ラウンドを終えてすぐに車へ直行していませんか?
プレー直後は、筋肉が最も硬くなっているタイミングです。
そのまま長時間座ると、腰の血流が悪化して痛みが出やすくなります。
まずは3〜5分間の軽いストレッチや深呼吸を行いましょう。
おすすめは以下のような動きです。
- 立ったまま両手を頭の上で組み、ゆっくりと体を左右に倒す
- 手を腰に当て、骨盤をゆっくり前後に動かす
- 深呼吸をしながら腰を軽く伸ばす
このとき、「気持ちよい」と感じる範囲で止めるのがポイントです。
痛みが出る動作は避け、少しずつ可動域を取り戻す意識で行いましょう。
日常でできるストレッチと体の整え方

腰への負担は、ラウンド以外の時間にも積み重なります。
デスクワークが多い方は特に、姿勢のクセや筋肉の硬さを日常的にリセットすることが重要です。
以下のような簡単なストレッチを習慣にしてみてください。
- 太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばす
→ 椅子に座り、片脚を前に伸ばしてつま先を軽く引く - お腹まわり(体幹)をゆるめる
→ 仰向けで両膝を立て、左右に倒す「ワイパー運動」 - お尻の筋肉を伸ばす
→ 椅子に座り、片足をもう一方の膝に乗せて前に倒す
これらは1回1分でもOK。
毎日続けることで、筋肉の柔軟性が高まり、スイングの安定にもつながります。
※効果には個人差があります。痛みが出る場合は無理をせず中止し、既往歴や服薬がある方は専門家にご相談ください。
痛みが強いときの注意点
ラウンド後に強い痛みやしびれが出た場合は、自己判断でストレッチを続けるのは危険です。
炎症や筋損傷の可能性もあるため、まずは安静にして患部を冷やし、整形外科や専門施術者に相談しましょう。
厚生労働省の健康情報サイトでも、急性の腰痛(いわゆるぎっくり腰)では過度な運動を控えるよう注意喚起されています(出典:厚生労働省「e-ヘルスネット:腰痛」)。
Golfitの訪問ゴルフ整体でできるサポート

セルフケアを行っても、どうしても限界があります。
特に「慢性的な腰の張り」や「ラウンド後の回復遅れ」は、身体の使い方のクセや動作パターンに原因がある場合が多いです。
Golfitでは、国家資格を持つ施術者が、ゴルフ特有の身体動作を分析しながら、痛みの背景にある筋肉や関節の不均衡を丁寧に整えます。
自宅やオフィスなど、ご希望の場所へ伺う「訪問専門スタイル」なので、移動の手間や待ち時間がなく、プライベート空間で落ち着いて受けていただけます。
- 国家資格者による安全な施術
- スイング動作を考慮した身体評価
- 継続的なメンテナンス提案
忙しいエグゼクティブゴルファーの方こそ、「自分の身体を整える時間」を確保することが、プレーと仕事の両立に直結します。
Golfitでは、初回コースとして「メディカル・ゴルフボディ診断&ケア」をご用意しています。
詳細は以下の公式ページでご覧いただけます。
- 👉 Golfitの施術内容
- 👉 料金ページ
- 👉 ご利用の流れ
まとめ
ラウンド後の腰痛は、単なる「使いすぎ」ではなく、スイング動作や姿勢のクセ、柔軟性の低下といった複合的な要因から起こります。
痛みが出たあとに慌てて対処するのではなく、日々の予防と適切なケアが何より重要です。
- ねじり動作の偏りを減らす
- アドレス姿勢を見直す
- ラウンド後に軽いストレッチでリセットする
この3つを意識するだけでも、腰痛のリスクは大きく減らせます。
そして、もし「セルフケアでは限界を感じる」「スイング時に不安がある」と感じたら、
訪問ゴルフ整体という専門サポートを取り入れることが、最も効率的な選択肢です。
Golfitは、あなたの身体を理解し、長くゴルフを楽しむための“専属ボディパートナー”として寄り添います。
